
病弱で入院していた一歳下の妹、『美月』の退院を期に、両親は海外転勤を実行し、榊原
陸(主人公)は、妹と新しい家で2人暮らしをすることになる。
転入先の比較的のどかな学園で、陸と美月はだんだんと周りとうち解けて行った。
ある日。自宅で美月は「美希子ちゃんってどう思う?」と聞いてくる。
そこで、驚くべきことを打ち明けられる。
「信じられないなら、教室に行ってみればわかるよ……兄さん……」
夜だったが、教室に行った主人公は、『美月』のクラスのクラス委員である『早坂
美希子』と行為に及ぶことになる。
美希子は、どうしようも無い位に発情し、陸は言われるがままに処女を奪ってしまう。
家に戻ると美月がリビングでボーっとしていた。主人公が声をかけようとすると、異変を感じた。美月の瞳の色が赤胴色だったのだ。
「美月……」と声をかける主人公。
「あ、兄さん……」と美月が気が付いた時には、元の色にもどっていた。
「兄さん、どうだった? 気持ちよかった?」
単刀直入に聞かれ、照れてお茶を濁してしまう主人公。
なぜ、こんなことをするのか、と美月に問うと、
「それは……、だって兄さん……なんか寂しそうなんだもん……だから私……」
思わず、衝動的に美月を押し倒してしまいそうになるが実の妹だぞ、ということで思いとどまる。
美月は心なしか残念そうに見えた。
それから、平穏だった学園生活が、劇的に変わっていく……。
≪シナリオ・プレイ感≫
突然目覚めた妹の能力を利用して、ヒロイン達を犯していく話
ライターは石弓達也氏、想ファクトリー氏の2名。
オープニングで妹が能力に目覚めたきっかけと、それを使ってヒロインを発情させ、好きに手を出していくまでの経緯が描かれて以降はほとんど、どのヒロインを発情させて犯していくかを選択していくだけと、シーンを繋ぎ合わせた構成ですね。
一応綾乃ルートのみ、凌辱ルートとは別に瞳の能力の真相などが語られる純愛シナリオ入ったりしますが、結構トンデモなきらいが強く(まあ、下手に超常現象に頼らなかったのは良かったような気もしますが)、基本平坦でそんなに面白いものでもないですね。構成のおかげで他ルートとは乖離しているので別段問題ありませんが。凌辱エンドも用意されてますし。
他人を発情させる瞳の能力に加え、保険医以外のヒロインが全て主人公に対して素の状態で憎からず思っているため、本当は望んでいないことをやらせはするものの全体的に和姦な風味が結構強めではありましたね。
綾乃と妙子は理性を保ったままで強制的に発情させられてっていうのが多めでそれなりに凌辱色強めでしたが、概ねそんな感じです。
エンディングは綾乃に3つ、美月に2つある以外は、ひなた、妙子、ハーレムが1つづつの、全8つ。基本的に同じキャラを選び続けてれば良いのでそんなに難しくはないかと。
なぜか他のヒロインには個別エンドあり、特に綾乃・美月には複数ある中で美希子だけ個別エンドが無いのが残念でしたね。
行為の度に記憶だけを消され、心だけは初体験も、キスすらもしたことの無い純な処女のまま、『お兄さん』と慕ってくる彼女の体を淫乱のそれへと変化させていく過程は結構良かったと思えただけに。
そりゃあ大変だとは思いますけど、エンディングのために1シーンだけでも追加してくれれば良かったと思わざるを。
また、主人公の描き方がちょっと微妙な感があったような気はしましたね。
結構頭が回るキャラとして描かれており、そういう描写も多いんですが、妹からの『好きな相手を抱かせてあげる』という提案に乗るのがかなり早く、1回ヒロインを犯して以降はすぐに欲望に素直になっていくので、不自然と言うか、違和感を覚えると言うか……なんというか、いまいちキャラが定まってない気がしました。
というか、妹の能力に依存しまくってるくせ、自分の力のようにものっそい得意げになってるのを見てると、こいつ調子乗りすぎじゃね? とか思ったり。
中盤以降は主人公も能力に目覚めて自分の力でヒロインを操れるようになるんですが、美月がしていた時と演出などに変わりが無いためあまり実感が無かったような。彼女の時とは別の、虚ろ目になるとかそういう演出は欲しかったです。
それに、『精神を書き換えられる』という設定の割に、やってることが美月の時と同じで発情させるのばかりなので、差別化出来ていないのが残念。犬プレイ時とか、精神を犬に変えるなど色々とやりようはあると思えるだけに。
あと、妙子のシーンでのテキストの雰囲気が何となく他と違う気が少々。攻略見た先でも指摘されてましたが、実際のところ、他のヒロインのシーンとは違って、やけに叫ばせとけば良いみたいな感を覚えてしまったり。『気持ち良いいぃぃぃぃぃッ!!』とか、主人公が唐突に叫んでたら流石にそう思おうものなんですけど。
ちなみに美月についてですが、『実は義妹でした♪』とかいうオチのないガチ近親相姦ですのでそういうのが苦手な人は注意した方が。
≪グラフィック≫
原画家は斉藤カホ氏。
CGは全80枚、差分は2〜14枚。
精液の描き方に少し微妙な感があったりしましたが、肉感とか汁気は普通にありますし、特に崩れることもなく、可愛く描けていて良いですね。
……しかし、テキストで美希子は胸がないとか描写されてますけど、それほど貧乳じゃなくありません? むしろ普通にあると思うんですが。
ついでに全体的に爪が長いような。ひなたとか、部活やってるのに危ないんじゃ。
≪サウンド・ボイス≫
ボーカル曲はなく、BGMは全12曲。
暗めでダウナーな曲調のものがメインですね。概ね普通な水準で、特に良くもなく、悪くもなくといったところ。
平凡な日常シーンでの突然の妹からの提案に空気が変わる場面とか、ほのぼのムードな曲のままよりかは変わった瞬間に淫靡な感じの曲にした方が雰囲気出たと思いました。
ボイスの方はかわしまりの嬢や安堂りゅう嬢と、皆さん上手く演じられてます。
『虐襲3』から引き続き、民安ともえ嬢は良い演技されてますね。ヒロインの扱いは不遇でしたが。
≪システム≫
フルインストールで1.95G、ディスクレス起動可。
バックログの際強制的に1画面分余計に戻ってしまう、ホイールで読み進められない点がマイナスなの以外は、特にさしたる問題はなかったですね。
≪えちぃ≫
シーン回想は全63シーン。内訳としては綾乃:20、美月:13、ひなた:12、妙子:8、美希子:6、複数:4。
シチュとしては各種体位にフェラ、パイズリ、野外、拘束などといったところ。概ねオーソドックスなのがメインですね。輪姦など、他の男なんかに宛がわれることなどもなく、全て主人公とのもののみです。
ほとんどのシーンは美月、主人公の瞳の能力を使用して、強制的に発情させ、激しく快感を貪る体にさせられてのものですね。そうでないのは綾乃純愛ルートでのシーンいくつかのみ。
妙子以外は全員処女ですが、彼女も含め最初のシーン、処女喪失の時点から既に感じまくりですし、シナリオの方でも述べたように凌辱色は薄めです。
なので凌辱モノとしてはちょっと弱めではありますが、テキストとCGは割と良質ですし、実用面ではそう悪くはなかったと思います。
ヒロイン毎のシチュにバリエーションがあるため、割とだれることなくプレイ出来ました。
ですけど、個人的にはやっぱり後半の主人公が能力に目覚めて以降からはもうちょっとアブノーマルなのがあって欲しかったですね。ほとんど発情させるもので美月とそう変わらないですし。
美希子のシーンで露出性癖与えるなど、発情以外での使われ方が数えるほどしかないため、もっと上手く使う余地は十分にあったと思えるだけに残念でした。
≪気に入ってるシーン≫
綾乃
体育倉庫内、発情させられ挿入される綾乃/綾乃自身からのフェラ、騎乗位/男子トイレ内、他の生徒がすぐそこにいる中でフェラさせられる綾乃/体育倉庫内、強制発情させられたままパイズリさせられ、後背位で犯される綾乃/体を昂ぶらされたまま拘束、イラマチオさせられ、騎乗位で犯される綾乃/公園内、持ち上げられたまま挿入され、幼い兄妹に見られながら絶頂する綾乃/拘束され、延々と焦らし責めされた末に挿入し、絶頂する綾乃/犬のように歩かされそのまま挿入、連続で絶頂させられる綾乃/性奴隷化し、挿入されながら自分から発情を懇願し、連続絶頂する綾乃
美月
朝食でのシックスナイン、自分の秘所で漬けたキュウリを食べさせてくる美月/浴室内での美月へのクンニ→湯船の中で挿入される美月/拘束され、後ろから挿入され絶頂する美月
ひなた
初フェラ、イラマチオされたまま自慰するひなた→側位/アナルを愛撫され、挿入され絶頂するひなた/欲情させられディープスロート、自分から求めながら挿入され絶頂するひなた/公園内、立後背位で犯されるひなた/体育倉庫内、発情させられ、背面騎乗位で連続絶頂させられるひなた/体育の授業を抜け出し、野外で立ちながら挿入されるひなた/発情させられ、焦らされてのパイズリ→騎乗位で子宮を突かれ絶頂するひなた
妙子
眼鏡を掛けたままパイズリさせられる妙子/夜の屋上、快楽に屈し自分から挿入をねだる妙子/公園内、奴隷化し、首輪を嵌められたまま騎乗位で挿入される妙子
美希子
各性感帯を弄ばれながら、騎乗位で犯される美希子/精神を弄ばれ発情させられたまま、オモチャとして犯される美希子/フェラで快感を感じる体にされ、奉仕しながら自慰する美希子/露出性癖を植えつけられ、アナルを穿られながら犯される美希子
複数
発情させられ、美月に教えられながらフェラ奉仕、騎乗位をさせられ、兄妹の生きた人形として弄ばれる美希子/美月により体を弄ばれ、発情させられ、口の感覚を秘所と同じにさせられたままフェラ奉仕させられる綾乃/ハーレムエンド、美月からのキス、胸を弄ばれる綾乃と美希子、ひなたと妙子からのフェラ奉仕
≪総評≫
粗はそれなりに見受けられるものの、えちぃシーンは質量ともに良い出来で、処女作としては十分に及第点は越えている作品だったと思います。
凌辱としては和姦寄りなのでぬるめですが、それさえ許容出来ればおすすめかと。
08/04/06